印象に残った部分を紹介していきたいと思います。
この記事はこんな方におすすめ
- 雑談がうまくなりたい方
- 話すのが苦手な方
この記事は5分程度で読めます。
相手が自然と話し出す質問フレーズ
会話を広げ、相手に気持ちよく話してもらう、そのために著者がおすすめする質問フレーズは、
「何か特別なことをされてるんですか?」 だそうです。
なぜかというと、
人は髪形を変えたり、こだわりのアイテムを身につけていたりすると、そのことに気づいてほしいという欲求を抱く生き物だから。
自分が生活の中で頑張っていること、こだわっていることを褒められると誰だって嬉しいワケです。
そこを刺激する質問が「何か特別なことをされているんですか?」というフレーズです。
相手はきっと、まんざらでも無い感じで自分のこだわりを話してくれます。
そして相手のこだわりを深掘りしていく。
そうして個人的な話をしてもらうことで、相手との距離感がぐっと縮んでいきます。
しかしこの質問をするまでに、相手の欲求や興味のポイントに気づくことが重要です。
相手の表情が明るくなったり、何かキーワードを見つけたりした時は相手の表情をよく見てください。
また、相手の服装、身だしなみなど、相手をよく見る事です。
相手のストーリーを聞くように質問する。
いきなりですが、あなたに質問です。
相手が高そうな腕時計をしていましたので、あなたは「カッコいい時計ですね!」というと
相手は「いえいえ、たいしたものじゃないですよ。」と謙遜。
ここから話を広げるとき、あなたならどんな質問をしますか??
「どこのブランドですか??」
「いくらしたんですか??」
「どこで買ったんですか??」
こんな質問を思い浮かべた人もいるんじゃないでしょうか?
もちろん間違いではないのですが、
あなたが時計好きで、時計に詳しくなかったら、そのあとの会話に行き詰りそうな気がしませんか?
これって「相手が持っている時計」についての質問になってるんですよね。
しかし、これを「この時計を持っている人」に対する質問にしてみましょう。
といった感じで、「モノ」に焦点を当てるのではなくて、「モノを持っている人」に焦点を当てると
その人の背景、ストーリーなどより距離の近い会話ができます。
しかし何も考えず、ポンと質問するのではなく、
「この質問をすればどんな感じの答えが返ってくるか。」最低限のシュミレーションをするクセづけもしておきましょう。
親近効果を使う。
心理学の言葉で、「初頭効果」と「親近効果」というものがあります。
ざっくり説明すると・・・
「初頭効果」→出会い頭の印象が記憶に残りやすい
「親近効果」→終わりの印象が記憶に残りやすい
というものです。
つまり最初の印象と同じぐらい、最後の印象も大切ということです。
良い終わり方をすると、次会う時により距離を縮めやすくなるという見方もできます。
具体的な方法として、著者は「相手をメンターにするのが良い」と紹介しています。
メンターというのは「指導者」「顧問」などいわゆる「先生」のような意味です。
「今日はありがとうございました。本当に勉強になりました。引き続きいろいろな事教えてほしいです。」
という気持ちを相手に伝える。
具体的なフレーズとしては
「本日はお時間を頂き、本当にありがとうございました。特にOOのお話は雷に打たれた衝撃でした。」
そして最後に「OOさんのファンになってもいいですか??」というようなことを伝えられると、相手に強い印象を残すことが出来ます。
心理学の言葉で「返報性の法則」というものもあるのですが、
これは「相手に何かを与えられたら、自分も相手に何かお返しをしたくなる。」というものです。
つまり先ほどのように、相手に好意を伝えると、相手も好意で返してあげたいとなるのです。
この方法はなかなか会えない人に会えた時など、
「このチャンスを逃してはいけない!!」という時におすすめの方法だそうです。
「超一流の雑談力」が気になる方は・・・
ここまで読んで「超一流の雑談力」が気になる方は、下に目次を載せてあります。
気になるトピックがあれば購入することをおすすめします。
目次
第1章「超一流の雑談」の始め方
三流は、出会った瞬間に悪印象を与える
二流は、記憶や印象に残らない
一流は、最初の1分で「忘れられない人」になる
- 「信頼できる」「好き!」と思ってもらえる自己開示
- 芸能人もよく使うオノマトペ
- 「ノープラン雑談」から「オチのある雑談」へ
- 声は、ドレミファソラシドの「ファ」か「ソ」
- 開口一番は「よろしくお願いします!」から
第2章何を話題にすれば、雑談は盛り上がるのか?
三流は、雑談で相手を不快にする
二流は、何も生み出さない雑談をする
一流は、雑談でも信頼を築く
- 「最初の話題」は天気やニュースなど、当たり障りのないものこそが正解
- 必要なのは「Funny(笑い)」ではなく「interesting(興味深い)」な話題
- 人をつかむのは、「雑学」ではなく「使える知識」
- Yahooニュースではなく、日経産業新聞
第3章思わず心を許してしまう聞き方
三流は、人の話を全く聞かない
二流は、聞いたふりだけうまい
一流は、相手が気持ちよくなる聞き方をする
- なるほどですね、そうですね、は「話を聞いていない人の反応」
- ソフトに見つめてテンポよく相づち
- 「そうですね」で会話を止めず、「一言足して」返す
- つい話したくなるフレーズ「何か特別なことをされているんですか?」
- 相手のバックグラウンドや思いを深掘りできる質問をする
- 「なぜですか?」は愚問
- 「知ったかぶり」は「テキトー」な印象、能動的な質問は「誠実」な印象を残す
- 会話が終わったらすぐにメモを取る
第4章出会ってすぐ距離を縮める方法
三流は、人に嫌われて帰り
二流は、すぐに顔と名前を忘れられ
一流は、たった一回の雑談で親友になれる
- 人は出会って2秒、1万4000の要素から第一印象を決める
- 「もりもりトレーニング」で食いついたくなる話をする
- 意見が違うときは「うかつでした!」
- 褒めるときは「つぶやき褒め」
- 「ファンになっていいですか?」でハートを打ち抜く
- 第5章さらに距離を縮める二度目の雑談
- 三流は、会うたびに評価を下げる
- 二流は、一向に関係が進展せず悩む
- 一流は、合えば相手が笑顔になる
- 「この前教えて頂いたOO、さっそく試させて頂いたのですが・・・」
- 高価なモノではなく、500円の手みやげを
- 本人がいないところでも必ず敬語
- まるで十数年来の友人のような電話をする
第6章相手によって話し方うや話題を変える
三流は、誰に対してもローテンション
二流は、お決まりのワンパターン
一流は、自在にコミュニケーションの型を操れる
- 世の中には、雑談すべきでない人もいる
- プライドが高い人は上手に褒める
- 優しくて話しやすい人は意外と危険
- さっさと結論が欲しい人にはメリットを
- 社交的な人には楽しい話を
- 大人しい人にはペースを合わせてゆっくりと
第7章雑談から本題への移り方
三流は、ただただ迷惑がられ
二流は、検討しますといって帰され
一流は、提案した事を感謝される
- 「ところで本日は~」は最悪の出だし
- あくまで雑談からヒントを得た体で
- 大事な話をするときは、少し、溜める
- 「ポイントは3つあります」と予告する
- 何についての話なのか10秒で伝える
- 沈黙を恐れず慈愛の顔で待つ
第8章今日から始める雑談トレーニング
「できなことがわからない人間」は三流で終わり
「できない」ことを知り、諦める人間は二流で終わるが
できるまで、とことんやりきれる人間が超一流になれる
- エレベーターで「何階ですか?」と聞く
- お会計のときに店員さんに一言話す
- 混んだ居酒屋で店員さんをスマートに呼ぶ
- アウェイな飲み会やパーティーに参加する
- 社内の苦手な人、嫌いな人と軽く雑談する
- インプットした事を社内で話す、ウケる社内スピーチを考える
- 「謎かけ」を練習する
- 結婚式などフォーマルな場で、おもしろい乾杯のあいさつをする
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今回は以上になります。
最後まで読んでくださりありがとうございました!